365クリスマス 心のジングル・ベル~僕と同棲~
君にも聴こえるかい?心のジングル・ベルが──
「皆さん、こんにちは! 365がぁる銀河系広報担当のぺとら様ぞよ!」
日本一振り切った、キミを笑顔にする恋愛メディア。365がぁるの主要人物。
トランシルバニア星雲・トランスセクシャル星出身の365がぁる銀河系広報担当、兼デザイナーで、編集長Shinnojiの右腕。
Marilyn Manson(マリリン・マンソン)に憧れて地球へ舞い降りた際にShinnojiと出会い、共に大阪の某ブラック企業で5年ほど修羅場を潜り抜けた仲である。好みの顔はJeff Goldblum(ジェフ・ゴールドブラム)。
最近「週1で、夜ご飯を食べた後、気持ち悪くなりマー※をする」というプライベートな事件を、365がぁるの動画コンテンツである365劇場に自作自演で投稿した。まだ病院には行っていない。
マーライオン、ゲロを吐くの意。
「いつも365がぁるを見てくれている皆は、私が出てきたという時点でもうわかってるぞよな? 今日も編集長のShinnojiに聞きたい地球の文化があるんだぞよ!」
「でも Shinnoji いないぞよな」
「……」
「……」
「……Shinnoji?」
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「地球人って、どうして、どうでも良い時はいつも視界にいるくせに、重要な時にフラフラどっかに行くんぞよ?」
「……」
「……」
「メン・○ン・ブラックに監視はされていないぞよな……」
「よし」
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原作 : カードキャプ○ーさくら By Shinnoji
「『星』の力を秘めしぞよよ!」
「真の力を我の前に示すぞよ!」
「契約の元ぺとらが命じるぞよ!」
「 『封印解除( レリーズ )』!!」
ダダスタスタダン
「……」
「は?」
泣く子も黙る恋愛経験ゼロ男子。今あなたが見ているこの365がぁるの編集長。
三度の飯よりハードロック・ヘヴィメタルが大好き。先述と同じく、ぺとらの師にあたる。
関西で有名な某ブラック企業出身で、5年以上勤め上げ過労で倒れ入院(その後ぺとらも倒れる)。そして去る2014年、ぺとらに「お腹が痛い」と相談し、病院へ行くとクローン病という難病指定をされ即入院した貧弱男子。
「ぺとらか! 何やねん急に呼び出して……。もし俺が全裸で風呂入ってたらどうするつもりやってん!」
「『クロウカード』に戻すぞよな」
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今一度、クリスマスとは何かを考える
「で、何? 俺ちょっと(いつもだけど)忙しいんですけど」
「ぺとら、知りたい事があるんだぞよ~」
「Shinnoji、クリスマスって何ぞよか?」
「……」
「……」
「……」
「12月25日だ」
「……そういう事じゃないぞよ!」
「……何ちょっと面倒くさそうに早く切り上げようとしているぞよ!? 365がぁるでちゃんとクリスマスと言うものを学ぶんだぞよ! そして世の中の勘違いカップルをぶちのめすんだぞよ!」
「わかったわかった、わかったから……、今日はクリスマスを知りたいのね?」
「ぞよ!」
クリスマスの鉄板とは?
「“クリスマスの鉄板” というものが存在するって異星のお友達が言ってたぞよが、そんなのあるぞよか?」
「鉄板? あぁ……まぁ鉄板というか定番というか、うーん……、そう言われると、俺もよく分かんないんだけど……分かる範囲で言うとそうねぇ……」
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365クリスマスその1 : 山下達郎が流れだす
「コンビニとかスーパーとかで、雨も降ってないのに “雨が降った前提で勝手に雪を降らせようとする曲” が来たら完全にクリスマス。山下達郎さんの仕業だ、気をつけろ」
「誰が “聖なる夜” やねん」
365クリスマスその2 : 桑田佳祐も流れだす
「続いてじゃないけど、サザン・オールスターズの桑田佳祐さんのソロ曲 “白い恋人達” が流れてきたらこれもクリスマスだな」
「”白い恋人” はただの美味しいお土産だから間違えるんじゃないぞ。ちなみにこの曲が流れると、何か “わぁ~っ☆ クリスマスだぁ♪” って舞い上がってるカップルよくいるけど……」
「この曲は確か永遠を誓った恋人が死んじゃって、少しの間で良いからもう一度逢いたい……そして私も近いうちそっちにいくね……っていうイメージの曲だったと思うよ。本来 “セレナーデ” って “小夜曲” って意味で、恋人の部屋の下で奏でる曲だからね?」
365クリスマスその3 : 回転しないEXILEも流れだす
「お次はコレね。“LAST CHRISTMAS(ラスト・クリスマス)” だ。名曲だから、元の “WHAM!(ワム)” が歌っている方と、テイラー・スウィフトとか大物がカバーしてるのも流れてくるけど日本だったらとりあえずEXILEだろ。多分。知らんけど」
「ちなみにこれも教えておくと、“LAST CHRISTMAS” 自体は実は “失恋の歌” だ。勘違いして舞い上がっちゃいけないよ。“LAST” ってのは “結婚するから最後の” じゃなくて “去年の” って意味だよ。結構みんな勘違いしてるっしょ」
「“LAST CHRISTMAS” したらアカンぞよな……」
365クリスマスその4 : でも冬の女王は微笑んでくれる
「ハイここで今 “冬の女王” と聞いて “アナ雪” とか連想しちゃうのは若い証拠だ。この流れなら広瀬香美さん一択 “ロマンスの神様” も立派なクリスマス・ソングだな」
「そうだな……強いて言うなら、この曲は4~5分前後の1曲の中で出会いから結婚、そしてハネムーンまで行ってしまうのが凄いところだ……」
「”ロマンスの神様” 凄すぎるぞよ……」
365クリスマスその5 : 【悲報】TUBE が冬眠する?
「こういったクリスマス・ソングが流れるシーズンになると日本が誇る夏の帝王 TUBE が世間から姿を消す事も有名だ」
「多分、冬眠してるんじゃないかな……って思うかもしれないけど安心しろ。TUBE は冬の間に、来年さらに日本を暑くする為の夏の曲を作ってるんだ」
「ちなみに世間の皆が今言ったようなクリスマス・ソングに流されすぎてるだけで、基本暑苦しいと思われがちな TUBE も冬にアルバム出したりしてんのよ?」
365クリスマスその6 : STOP
「ちょっ、ちょっと待つぞよ Shinnoji、このままいくとクリスマス・ソングの説明だけで年が明けてしまうぞよ……」
「だってほんまやねんもん、ほなどうしたらええねん?」
「(本当に音楽に関してだけは博識だな……)じゃ、じゃあ音楽以外で “これはクリスマスだ” っていうシーンとかってあるぞよか?」
「う~ん……それ完全に俺にする質問じゃないと思うんだけど……」
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365クリスマスその7 : ケーキとフライドチキン
「まぁ俺の勝手な妄想では『ク~リスマスが今年もやってくる~♪』という事で浮かれたカップル達が、ケンタッ○ーのフライドチキンとクリスマスケーキを食べるのが通例じゃないのか」
「なんでチキンとケーキを食べるぞよ?」
「……」
「……」
「そりゃクリスマスだから……なんじゃないですか?」
「そこまで行くと確かによく分からんな……アメリカだと七面鳥になるんだっけ? ググらなアカンレベルや」
「……」
「よし、ぺとら」
「なんぞよ?」
「俺みたいなド底辺に聞くよりも “今年一番クリスマスな人” に聞きに行けば良いんだよ」
「そんな人いるぞよか!?」
「いるいる。超いる、むしろ超近くにいる」
「だがひとつだけ問題がある」
「なんぞよ?」
「……」
「諭吉(金)はあるか?」
「……」
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365クリスマスその8 : 瞬間移動が雑
「ん? Shinnoji 、まさか “あの人” を電話一本で呼びつけるつもりぞよか?」
「え、せやけど。寒いし」
「ダメぞよ! そんな事したら、それだけで飛んで行く諭吉の桁が増えてしまうぞよ!」
「ほなどうすんねん?」
「……」
「……」
「……」
「メン・○ン・ブラックに監視はされていないぞよな……」
「よし」
「Shinnoji、ぺとらの心に同調するぞよ」
「は? 何やそれ」
「行くぞよー!」
「何やねん!」
「地球人どもはセーラー戦士が5人揃わないとできない技と思ってる人もいるそうだけれど」
「原作では個人でも使えるんだぞよ!!」
「奥義! セーラー・テレポート!!」
「え? ちょ、うわ──
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365クリスマスその9 : お金の人へ
「ヒッヒッヒッ、いやぁーそれほどでも(笑) あ、じゃあその線で今日中に3,000万前後で見積もらせていただきますんで……」
日本一振り切った、キミを笑顔にする恋愛メディア。365がぁるの主要人物。
大阪で5本指に入るスーパーデザイナーであり、金になる事なら後輩であるShinnojiすらも売る残忍さでも有名。
365がぁる出演メンバーの中で唯一の「リア充」であり、最近、唐突に高級タワーマンションに引っ越した愛すべきブルジョワデザイナー。
「いやっはははーそうですかー? あ、もうご存知で?(笑)早いなぁ。そうなんですよ、つい最近ちょっとオシャレな高級マンションに引っ越ししましてね……」
「えぇ是非是非、今度皆で遊びにいらしてくd──
すん
「ドワァー!!」
「誰かと思えば犬畜生の三下共か! あっ!」
「3,000万円の話が途中で切れてしもたやないか!!」
「Tomo先輩には端金(はしたかね)でしょう?」
「まぁそうだが、3,000万円の話を潰してまで何の用だ? よほどの覚悟のようだが」
「ちょっと困った事になりまして、365運営陣で、唯一のリア充であるTomo先輩にお聞きしたい事が」
「いいから座るぞよ」
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365クリスマスその10 : 同棲するつもりで引っ越しました by Tomo先輩
「──というワケで、Tomo先輩に今、改めてクリスマスなんたるかをご指導願おうと思いまして……」
「なるほどそういう事なのね」
「そうなんぞよ」
「話は理解したが──」
「いくらだ?」
「……いくら、と言われますと」
「”何人か” と聞いている」
「……とりあえず前金でこちらという事で、残りは翌月末払いという事でいかがでしょうか」
「……額としましては(((ゴニョゴニョゴニョリータ)))」
「……おっ、ほぇ~~そんなにくれるん? Shinnoji にしては弾むやん?(笑)オッケー。じゃあオレが365がぁるの皆にクリスマスなんたるか教えちゃうヨ!」
「ありがとうございますぞよー!!」
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365クリスマスその11 : チキンとケーキ? 夜景とディナーだろ by Tomo先輩
「まずクリスマスと言えば夜景でしょ。フライドチキンとかケーキとか言うヤツは5点だ。イルミネーションも違う、イルミネーションを夜景として観るのがクリスマスの醍醐味だ」
「急にさっきまでの Shinnoji のレクチャーがどうでも良く感じるくらいスケールが違うぞよ」
「オイ」
「そして極めつけは夜景からのディナーだ。ちょっと男として良い所を見せようじゃないか、クリスマスツリーとかはその時に歩きながら見れば良いんだ」
「そうすると、ほら、心のジングル・ベルが鳴り始めるだろう?」
(心のジングル・ベル)
「ち、ちなみにそのディナーとやらは何を食べるんぞよ?」
「場所はまず、海の見える室内の高級レストランだな」
「海!?」
「まぁこれは俺の場合だが “船上” という選択肢が一番ロマンティックだ。いわゆる “ディナー・クルーズ” というヤツだ」
「そこから、シャンパンで乾杯。メインディッシュは鶏の香草ステーキ、フォアグラとかが添えてあると最高や、そういうコースを選ぶと良いだろう」
「ちなみにそれしようと思ったらどれくらい」
「かかるんですか?」
「一人頭で諭吉1人~と見ておいたほうが良いだろう」
「船乗ってご飯食べるだけで諭吉飛んで行くぞよか!?」
「ぺっちゃん、それだけじゃないよ」
「やべぇ、全然参考にならねぇ」
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365クリスマスその12 : 全然勉強にならないぞよ by ぺとら
「ここでようやく “クリスマスプレゼント” の登場だ」
「やっとですか……」
「でも船でどうやって渡すんぞよ?」
「まぁ、とりあえず『少し風に当たろうか……』とか何とか言って甲板に出て渡しちゃうかな」
「ちなみに今年は何を……」
「まぁ、今年は “サルヴァトーレ フェラガモの靴” でもプレゼントするかな?」
「もちろんキャッシュ(現金)で買うのが男だよな?」
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365クリスマスその13 : なんで分割じゃダメなんだろう by Shinnoji
「んで船降りた後はやっぱりホテルというかそういうトコ行くんですか?」
「プレゼントも貰って、ムードも最高ぞよな~」
「あ、でも」
「ん? なんやぺとら」
「これ全部、パートナー(彼氏 or 彼女)がいる前提ぞよか!?」
「当たり前やろ」
「クリスマスはな、基本カップルの為のモノなんだ」
「じゃあカップルじゃない “おひとり様” はどうなるぞよ!?」
「まぁ、基本、休日だったら “リア充爆発しろ!” と思いながら、あまり外出しないんじゃないかな……」
「それでクリスマス前後には、幸せそうなカップル達が街中やホテル街を我が物顔で跋扈しとるぞよか」
「そういうことだ、これも人間の悲しき性よ」
「あ、でも1個だけ “おひとり様” にもクリスマスの唯一の朗報があるぞ!」
「クリスマスは1年で一番、片想いの告白が成功する確率が上がるらしいぞ!」
「なんと! やっぱりムードに流されるんぞよかー!」
「そそそ、でもちゃんと見極めないと、心理学で言うトコのいわゆる “吊り橋効果” で一時的に “クリスマスだから” で高揚しちゃって、クリスマスの時は、告白をオッケーしたけどその後、冷静に考えるとしっくりこない……とかあるから気をつける必要はあるけどな」
「でもそこからいきなりホテルとか行っちゃうカップルも出来上がるワケぞよな~」
「まぁ俺は、こないだ引っ越したからクリスマスも “ディナー・クルーズ” 後は自宅に帰るけどね」
「もうこれ以上、俺のフォローをぶち壊さないで!」
・
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365クリスマスその14 : Tomo先輩、そろそろ同棲!?
「そう言えば風のうわさでTomo先輩、オシャレなタワーマンションに引っ越したとか」
「よく知ってるじゃないか。お前たち犬畜生には解らんだろうが “良禽(りょうきん)は木を択んで棲む” という三国志で使われる故事がある。つまり、良いデザイナーは良い部屋に住み、さらに良い仕事をするという事だ」
「いや俺それくらい知ってますよ。横山三国志を始め、蒼天航路とか、その他諸々の三国志系の書籍は結構持ってますよ、多分Tomo先輩より好きですし。でもTomo先輩──」
「俺ら、年下の可愛い彼女さんと同棲する為に引っ越したって聞いてたんですけど」
「ぺとらも、今までの部屋じゃ狭すぎたって聞いたぞよ?」
「……どこでそんな話を」
「どこでって、皆言ってますけど……」
「……」
「バーとかに行かないって事はTomo先輩は “ディナー・クルーズ” 後には自宅のタワマンでイチャイチャパラダイスなんでしょう?」
「同棲してれば確かにコスパが良い部分もあるぞよな?」
「同棲するんですよね?」
「だから引っ越したんだぞよね?」
「……」
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365クリスマスその15 : 赤壁の戦い
「はい、じゃあクイズ。さっき “良禽(りょうきん)は木を択んで棲む” ってドヤ顔してましたけど、魏の隻眼将軍、夏侯惇の字(※あざな)は?」
成年後、実名のほかにつける別名。
「……」
「 (正解は元譲です)じゃあ蜀の劉備玄徳の片腕と言われた諸葛亮孔明に並ぶ軍師 “ホウ統士元” が死んだのはどこ?」
「……」
「 (正解は落鳳坡です)じゃあそのホウ統を殺した旧蜀の将は? 」
「……」
「(正解は張任です)じゃあTomo先輩の中で三国志の名軍師と言えば誰ですか?」
「……」
「……孔明と司馬懿」
「え、荀彧とか法正は? あと郭嘉は忘れちゃダメでしょ……。そんで赤壁の戦いを考えると呉なら正確には軍師じゃないけど公瑾(周瑜)、樊城で呂蒙も挙がっておかしくないっすよ。あとその呼び方おかしいですよ、ちゃんと孔明と仲達(司馬懿)って統一しないと」
「……か、完全ににわかぞよ」
「コレは無双シリーズしかやってないクチですわ、入門編として横山三国志の1巻
(全60巻☆)から読みなおして来て下さい」
365クリスマスその16 : クリスマスの夜は自宅で彼女と……byTomo先輩
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「で、いよいよ年下の可愛い彼女さんと同棲するんぞよね?」
「……」
「そりゃそうやろ、毎月「俺の紹介にはこう書いて」って言ってきたんだからさー」
「ちょっと振り返ってみるぞよ!」
365クリスマス17: 2014年9月
365がぁるのおかげで出来た年下の可愛い彼女とUSJに行った事を孤独なShinnojiに自慢し絶許。
365クリスマス18: 2014年10月
365がぁるのおかげで出来た年下の彼女と、クリスマスには海外旅行をすると吹いて回る。
365クリスマス19: 2014年11月
編集長Shinnoji、無念の入院の際 “スーパーエクセレントマーヴェラスデザイナー” と名乗り、話題をかっさらう。
365クリスマス20: 2014年12月
クリスマスに職場の休憩時間を利用して爪を切っているところを Shinnoji に目撃される。
365クリスマス21: 2015年4月
365がぁるのおかげでできた可愛い年下の彼女さんが遂に社会人1年目になり、社会人必須アイテム「名刺入れ」を誕生日に購入(¥36,000)し、美味しいお食事(¥11,000)と、お店側のサプライズで盛り上がり、内緒で用意した名刺入れをプレゼント。
合計で福沢諭吉5枚を使用したサプライズ誕生日会を開いた。
365クリスマス22: 2015年5月
年下の可愛い彼女さんとの直近エピソードは、二年記念目前に、ルクアイーレ(大阪梅田に出来た夢のデパート、伊勢丹崩壊後の跡地)に新しく出来たハワイ発高級ステーキ店「ウルフギャングステーキ」を食べに行く。
そして、自身の誕生日の際には、彼女さんからマイ・フェイヴァリット・ブランドである「TED BAKER」の冠婚葬祭で使える黒のベルトを貰う、そして極めつけには豪華にエビも食し(ry
365クリスマス23: 2015年7月
二年記念日に心斎橋にあると噂されている某有名肉屋さんにお忍びで、上質な肉を堪能しにいく。
「何が “お忍び” なのか今見るとわからんぞよ……」
365クリスマス21: 2015年10月
遅い夏季休暇を貰って、USJのハロウィンナイトへ行こうと思ったらドタキャンされ、今まで溜まってたストレスが爆発して、3日間程連絡を取らず、4日目にタイ料理を奢ってもらいようやく仲直り。
365クリスマス24: Tomo先輩はリア充の鏡
「……」
「ちょっともう何なんですかこの恋愛遍歴は……」
「毎月どれだけの諭吉が飛んでいっているぞよか……」
「でもまぁタワマン引っ越しで腰据えて年下の可愛い彼女さんと同棲するんですね」
「それでクリスマスもラブラブぞよな」
「はぁ~……、良いなぁ~」
「……2人とも」
「何ですか?」
「実は……」
「……同棲は、してないんだ」
「な、なんだってー!!」
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365クリスマス25: まさかのTomo先輩、同棲否定派
「何で広い家に引っ越してるのに同棲しないぞよか!?」
「さっき “良禽(りょうきん)は木を択んで棲む” って言ってた話はどこへ飛んでいったんすか」
「確かに広さ的には同棲できるスペースでオレ一人では持て余しているのも事実だ、お前たち、犬畜生の三下の耳にも入るくらいだから噂にもなってんやろう」
「そこまで言うなら教えてやろう、同棲のめんどくささと言うものを!」
「え、もしかしてクリスマスの話なのに今から同棲の面倒さを、今や “伝説” と呼ばれるスタジオジブリ作品 “思い出のマーニーを見た思い出特集” くらい語り出すんですか」
「どれが “クリスマスの鉄板” なのか全然わからんぞよ…ッ…」
・
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365クリスマス26: 【閲覧注意】「僕と同棲」 著 Tomo先輩【流し読み推奨】
同棲。
どうせい【同棲】:[名](スル)一緒に住むこと。特に、正式に結婚していない男女が同じ家で一緒に暮らすこと。「入籍せずに―する」
同棲と同じ意味の言葉として、同居。
上記のように同棲するということは、四六時中家で一緒にいることを指すのです。
皆さんはそれをどのように捉えているでしょうか?
特に女子諸君に問いたい!
何故、同棲したがるのか!?
何故、一緒に住みたがるのか。
同棲を語る上で外してはいけないアニメといえば、もちろん紅の豚。
紅の豚が同棲は面倒しか生まないことのメタファーであることは、みなさんご存知ですよね。99%の人がご存知だとは思いますが、1%のあなたの為に、説明していきます。
紅の豚は、風の谷のナウシカから数えて5つ目の宮崎駿監督ジブリ作品ですが、紅の豚には女性の同棲したがり欲求が上手に描かれています。
欲求ぷんぷんなのが、作中でヒロイン役を演じるフィオ・ピッコロ嬢。
彼女は、アメリカから来たポルコ・ロッソのライバル「ドナルド・カーチス」によってボロボロにされたポルコの愛車「サボイアS.21」の修理を請け負います。
彼女の才能に気づいたポルコは、全てのデザインを彼女に一任。
見事今まで以上の飛空艇へと進化させるのですが、ここで女子特有の同居魂が露呈します。
フィオは飛空艇のデザイン段階から、徐々にポルコの魅力に気づき恋をしてしまいます。そこで、飛空艇の引き渡し=ポルコとお別れの日という方程式が生まれます。
ここでフィオ嬢がとった作戦が、一人乗り飛空艇に自分の乗り場を作ってしまうことでした。建前上では、「試運転もしていないのに引き渡すわけにはいかないわ」と話しますが、ポルコと一緒にいたいという恋心から、一人乗り飛空艇に無理矢理自分も乗り込みます。
見事自分の欲求を満たしたフィオ嬢は、まんまとポルコのアジトへ。
とても美しいアジトにはしゃぐフィオですが、既にアジトにはマンマユート団が隠れていて、ポルコを殺そうと襲いかかります。
ここでフィオはマンマユート団を説教し見事論破、打ち負かしてしまいます。しかし、ここまでのやりとりを全て聞き、満を持して登場したドナルド・カーチスに、フィオはまんまと惚れられてしまい、ポルコとカーチス最終決闘の「賞品」となります。
ポルコが勝てば、フィオの設計料をカーチスが立て替える。
カーチスが勝てば、フィオを嫁にもらう
カーチスと決闘の約束をし、カーチスがアジトを去るやいなや放ったポルコの一言「だいたいお前はなぁ!」が心のそこまで、嫌というほど伝わってきます。
なぜなら、フィオの行動が次から次へとポルコを振り回しているのですから。
第一に、自分が一緒にいたいという欲求だけで一人乗り飛空艇を二人乗りに改造してしまい、無理矢理着いてきた。
この点に関しては、もはや言う言葉もありません。
そもそも、一緒にいたい=着いて行くという発送を男子は持たないですよね。
なぜなら、ポルコが飛空艇を修理したのには理由があり、自分がそれと関わることで確実に理由を果たす足手まといになることが想像できるから。
その想像が出来ない、またはしたとしてもそれを抑えこむまでに自分の「一緒にいたい」欲求が溢れだし、着いてきてしまうという暴挙。
女子という生き物は、「好き」「一緒にいたい」という欲求のみで、理論を飛び越えてしまうのです。
第二に、自分の好きな男子が襲われた際に、命をはって守る母性本能。
それがかえって事をややこしくすることに気づいていません。
男子だけで成り立つ賞金稼ぎという世界に女子が口を挟むことで、純粋な決闘がとてもややこしい話へと展開してしまいます。
ポルコからすれば、純粋に自分の実力で決闘し勝つはずが、フィオを守る必要が出てしまい、かえって面倒になったのです。
気づきませんか?これって同棲のメタファーであると。
本来であれば、自分の生活さえ守っていればいいはずなのに、同棲相手が出来たことで、かえって物事がややこしくなり、彼女を守る必要さえ生まれるのです。
そして同棲するまでの流れは、ほとんどが彼女の我儘や彼女の意見・提案から始まるのです。男子に決定権はないのです。
紅の豚のストーリー中では、フィオの押し勝ちでポルコがフィオに惚れていき、見事愛の力でドナルド・カーチスに勝ちます。
こう書くと、結果的にフィオがいた事でポルコが決闘に勝てたのだから、フィオがいて良かったというオチになりそうですが、騙されてはいけません。
そもそもフィオがいなかったとして、ポルコはカーチスに負けていたでしょうか? 確かにカーチスは凄腕の飛空艇乗りですが、実績・経験共にポルコが上です。フィオがいたから勝てたという結論を出すのは少し安易ではないでしょうか?
でも、フィオがいたからマンマユート団に殺されずにすんだのでは?
そういう意見が出てもいいですよね。
しかし、実はアジトに到着した際に、フィオはポルコの第6感、危機管理能力、違和感を働かせない「ある行動」を取ってしまっています。
アジト到着時、美しいアジトと海に感動したフィオは、はしゃいで服を脱ぎ、下着姿で泳いでしまうという行動を取ります。
シャイで紳士なポルコは、その姿や行動に顔を赤くし、普段の冷静さを欠いてしまう精神状態になってしまうのです。
何が言いたいかと言うと、フィオがそんな行動を取らなければ……むしろフィオがいなければ、ポルコはマンマユート団が自分のアジトに隠れていることを察知して、対処できただろうと言いたいのです。
フィオがいたことで、いつもの自分でいられず、間違った選択をし、そして殺されかける。
まさにフィオマジック。
「フィオがいたから良かったんだね」という感情を持ちがちですが、実はいなければもっと簡単な決着がついていたかもしれないのです。
同棲も同じです。
同棲を始めれば、もちろん色んなハプニングや出来事があるでしょう。
それを乗り越えた時、やっぱり同棲してて良かったなと思うことでしょう。
しかし、そもそも同棲をしていなければ、そんなハプニングすら起きなかった可能性があるのです。
女子の「一緒にいたい」「一緒に住みたい」という欲求が、催眠術のように男子を迷い込ませ、あたかも同棲とは良いものであると誤解させるのです。
「器の小さい男子がほざくな!」と同棲したい派女子は言いたいでしょうが、世間の男子は結局どういう女性を選ぶのか、これも紅の豚から読み取ることが出来ます。
紅の豚のラストでは、結局ポルコは昔からの知り合いである美人「ジーナ」を選びます。ジーナは作中、フィオと真逆の女性として描かれておりで、自分の欲求を殺し常に「見守る」という選択をしています。
ここからも、男性に最終的に選ばれる女性とは、ジーナのような奥ゆかしい女性であり、フィオのような女性ではないということがわかるのです。
このように紅の豚は同棲のメタファーとして、同棲の恐ろしさや、同棲したがる女子と同棲するとどうなるかを我々に伝えてくれるのです。
僕は紅の豚を何度も見て、同棲の恐ろしさに気づいていたのです。
だから、元々同棲などという選択肢は僕にはなかったのです。
男とは常に自由であるべきなのです。
最後に皆さんにこの言葉を送ります。
「飛ばない豚は、ただの豚だ。」
365クリスマス27: 十人十色のクリスマス
「結局、クリスマスはその人その人によって、色んな色があるんだよ」
「っていう平和的な締め方でそろそろ終わっても良いっすか」
「台本書いてるだけで年が明けてしまいそうだったぞよ」
「あ」
「どうした、ぺとら」
「結局 Tomo先輩 はクリスマスどうするのか聞くの忘れたぞよ……」
「……まぁ大体は解ったやろ、ほな俺も行くで」
「え、Shinnoji、今年はクリスマスの予定あるぞよか?」
「え? あるけど」
・
・
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くわっ
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365クリスマス28: 2015年最後の裏話
「今年で365がぁるも三年目。ヘヴィメタル好きな男が一人で始めた恋愛メディアがここまで続くと誰が予想できたでしょうか」
「読者の皆様、インターネットの世界ではまだまだ365がぁるはとても小さなメディアかもしれません」
「でも弱者には弱者の戦い方がある!」
「2016年! もっと365がぁるを世に広める為に頑張りますので! 今後とも応援よろしくお願いいたします!!!」
・
・
・
(真面目に〆たらシュールになるんだな……)
完

365がぁる編集部

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