当たらない占いと当たる占いを見分ける方法

占いの「当たる」と「当たらない」の違いは？

占いの難しいところ……それは、なんといっても、「当たる」やつと「当たらない」やつがある、っていう事ですよね！Shinnojiも特に無料のならどちらでもいいけど、お金を出すのなら絶対に当たってほしい……と思ってしまいますね。

でも、当たる占いと当たらない占いを見分ける事って、できるのでしょうか？
今回は当たる占い、当たらない占いの見分け方について、一緒に考えてみましょう。

奥深い当たるだけが能じゃない

占いの奥が深いところは、「当たるだけが能じゃない！」という事。
えっ、どういう事？って思いますよね。

実は、占いが当たるというのは、必ずしも良い事ばかりではないのです

占い師の中でも、「どうやって外すかを常に考えている」と公言している人もいるくらい。

どうして占いを外す必要があるの？

それには、こんなわけがあります。
タロットでも四柱推命でも、占い方法はどうであれ、色々な方向性で、占いを依頼して来る人の未来というものが見えてきます。それが、何の問題もない未来であれば良いのです。

依頼者さんにも、「あなたは大丈夫！別に大きな努力をしなくても、すてきな相手に出会えます」「仕事は必ずうまくいくわ」「彼はあなたに振り向いてくれるから安心して」……そんなふうにお伝えすれば問題はありません。

いつもいつも、そういう答えばかりを返せたらどんなに良いでしょう。
占い師のほうも、いつだってそれを願ってはいるんです。

しかし、現実はたいてい、そうではありません

占い師のところに相談に来る方というのは、楽しみに来ている方を除き、なんらかの困難にぶち当たったり、悩みを抱えて相談しにきています。

という事は、その人の運命や運勢、未来の状況に、何らかの不安がある場合がほとんどなのです

本人もうすうす、その方向性を感じ取っているからこそ、占い師のところへ行くのであって、将来に自信満々であれば、占い師に相談する必要って、ありませんよね。

そして、占い師が鑑定してみると、将来的に何かの障害があったり、このまま突き進むと良い事にならない……というような事は、やっぱり多いのです。

占い師の仕事と使命

ですから、占い師が見る未来は、良くないもののほうが多いといって差し支えありません。

それをどうやって外し、どのようなアドバイスをして、どのアプローチで、見たままの未来を変えさせていくか……といった事が、占い師の腕の見せ所。よくドラマや漫画で、「あんた、このままじゃうまくいかないよ」なんて言う占い師がいますが、それを当たらせて終わってばかりはいられないのです。

「このままではうまくいかない」という未来について、「じゃあ、どうやったら幸せが手に入るの？どうやったら幸せを感じられるようになるの？」という事をお話ししなくてはならない。

それが占い師の仕事であり、使命です。

ですから、ひとつ占いに行って、占いの結果が「あんた、このままじゃうまくいかないよ」というだけの事であれば、どんなにあなたの過去をズバリ言い当てた占い師であっても、この先二度とその占い師のところには行かなくてよろしい。それは、当たるとしても役に立たない占い師です。有料の占いはしょっちゅうするものではありませんが、その分、自分にしっくりくるアドバイスをくれる占い師にはリピートして良いものです。

当たるよりも、アドバイスが的確であるかどうかをまず重視してください。