女性が恋愛を難しいと感じる瞬間って？楽しく恋愛するコツも！

年齢を重ねるほど、恋愛が難しく感じる理由

「好き」というだけで突っ走ることができた若い頃の恋愛はとてもシンプルで楽しいものだったのに、年齢を重ねるほどに自由に動けなくなったと感じる女性が多くなってきます。人を好きになる、ということに今も前も変わりはないはず。それなのに、なぜ年齢を重ねると恋愛は複雑で難しくなってしまうのでしょうか？それにはさまざまな理由があります。女性が年齢を重ねるほど恋愛が難しく感じる理由をご紹介いたします。

結婚前提になるから

今だけ、相手だけを見ていればよかった若いころの恋愛と比べて、年齢を重ねてからの恋愛が難しくなる一番の理由は、結婚が絡んでくるからではないでしょうか。結婚適齢期は昔よりかなり上がったとはいえ、やはり二十代半ば頃からちらほら周りに結婚する友達が増えてくると、自分の恋愛でも否が応でも結婚を意識するようになります。その結果、好きな人ができても相手が結婚相手としてふさわしいかどうかという判断基準で考えるようになります。ただ恋愛するだけの相手に比べて、結婚相手の条件が厳しくなるのは当然です。また、その条件をクリアした相手と付き合いはじめてからは、彼氏としてだけでなく夫としてどうかまでチェックしてしまうため、さらに恋愛が難しくなってしまうのです。

過去の恋愛を引きずるから

人間は過去から学び成長する生き物です。しかし、恋愛では辛い経験や悲しい思い出がトラウマとなって、新たな恋愛を楽しむことができなくなることも少なくありません。特に深く人を愛し、愛された過去の恋愛の記憶や経験は、大切な宝物であると同時にその恋愛に自分をずっと縛りつける重い鎖にもなります。また、過去を美化してしまう傾向が強い女性ほど過去の恋愛を引きずり、今の恋愛で少しでも思いどおりにならないことがあると、過去の思い出を引っ張り出して比較し、さらに不満をため込むという悪循環を繰り返してしまいます。過去の恋愛を吹っ切ることができない女性ほど、今の恋愛を楽しめなくなってしまいます。

恋愛がパターン化してくるから

歳をとっていろいろな恋愛の形を経験することで、恋愛がパターン化して心から楽しめなくなるのも恋愛が難しくなるひとつの原因です。昔は新鮮だった恋愛のドキドキやときめきにも慣れてしまって、恋愛に対する感受性が低下し、必死さやひたむきさを忘れてしまうのです。何度恋愛をしたとしても、相手は毎回違うのですから、そのたびに新しい発見や楽しさを見つけることができればいいのですが、それを見出す意欲そのものも年齢を重ねるとともに衰えてしまいます。

周りに合わせようとするから

社会の一員として働く時間が長くなると、誰でも多かれ少なかれ協調性を身につけるようになります。協調性がないと集団の中で生きていくことが難しいのですから仕方がありません。それは恋愛でも同じで、周りと合わせようとして自分らしい恋愛や愛し方ができなくなることがあります。そうやって自分に無理を強いることで、恋愛自体が苦しく難しいものになってしまうのです。年を重ねると生き辛くなると感じている女性ほど、恋愛でも同じように感じているはずです。

好きな人に好かれないから

大人の恋愛の難しさは、好きな人に好かれないことが増えていくことにもあります。好きな人ができてもすでに結婚していたり、婚約者がいたり、他に好きな人がいるなどして売約済みであったり、好きになってもどうしようもできないということが増えていきます。また、好きな人がフリーでも、単に自分が相手の好みではないということも多くなります。好きな人に好かれない、それが年齢を重ねた時の恋愛でよく起こる問題で、これが大人の恋愛をさらに難しくしてしまうのです。

相手の気持ちがわからないから

年齢を重ねると誰もが自分の本心を隠し、偽るのが上手になります。当たり障りのないことを言い、相手を不愉快にさせず、敵に回さないことを優先するようになり、お互いに相手の本心が分かりづらくなります。それは円滑な社会生活を送る上で必要なことでもありますが、恋愛においては非常に厄介な状態です。相手が自分に好意があるのかないのか、脈アリなのか脈ナシなのか見当がつかず、アプローチしていいのか分からないのです。社会的な立場や自己保身もあって、勇気をもって次の恋愛に一歩踏み出せなくなるのです。

仕事との両立が難しいから

恋愛が優先順位のトップだった若いころはそれを中心に動けていても、年齢を重ねるとそうはいかなくなります。社会や職場で背負う責任が重くなり、恋愛を最優先事項にすることが難しくなってくるはずです。好きな人や恋人とデートをしたりしてゆっくり過ごしたくても、急な呼び出しがあれば無視するわけにはいきませんし、残業や出張、転勤を断ることも責任のある立場では難しいことです。結果的に恋愛が後回しになり、そのせいですれ違いやいさかいが増えてうまくいかなくなることも珍しくありません。誰の責任でもないからこそ、年齢を重ねた恋愛は難しくなってしまうのです。

素直じゃなくなるから

人は大人になると素直ではいられなくなります。素直なままでいたいと願っていても、それまでに重ねた経験からつい相手の言葉の裏を探ってしまったり、憶測で動いてしまうなど、純粋に人を受け入れることや想うことが難しくなってしまうものなのです。また同時に、相手から純粋な好意を向けられても、それをまっすぐ受けとることもできなくなります。本来ならシンプルであるはずの恋愛を自分で複雑なものにしていることに薄々気づいていても、素直になれないがゆえに軌道修正もできない……、そんな迷走をしてしまうのです。

大人になっても恋愛を楽しむには？

大人になったら恋愛が難しく感じるのは、時間的に余裕がなくなったり、成長によって昔みたいに素直になれなかったりと、人によってさまざまです。「またイチから恋愛か……」と考えるだけで疲れてしまうという声もあります。恋愛を難しく感じてしまうジレンマから抜け出すためには何が必要なのでしょうか、大人の女性が今一度、恋愛を楽しむためのコツをご紹介いたします。

難しく考えない

年齢を重ねて恋愛経験値が高くなると、恋愛をパターン化したり、それまでの経験から反射的に反応してしまうようになるのもある程度は仕方ないことですが、大人の恋愛を楽しみたいならまず、「過去は過去」と割り切るのがコツです。そして今、目の前にいる相手を大切に思い、相手から大切にされることをそのまま受け入れる、そうして難しく考えずに今に集中するだけで恋愛はとても楽しいものになります。難しく考えようとしない、大人になった今では逆にそれが難しいかもしれませんが、まずはこれを意識していきましょう。

素直になる

大人になるとプライドや立場といった余計なものが絡んできて、自分にも相手にも素直になれなくなることも少なくありません。また、自己保身の気持ちが強くなり、「好き」という気持ちで攻めるよりも、守りの姿勢に入ってしまうことも多くなります。しかし、自分は傷つきたくないけれど相手のぬくもりは欲しいという身勝手は恋愛ではまかり通りません。恋愛を楽しみたいなら、自分も傷つくことを覚悟で素直になることが大事です。好きな相手ができたら見栄や恐怖をとっ払ってストレートに好意を伝え、好きと言われたら喜んでその好意を受け取る、それだけで恋愛は一気にシンプルになり、楽しいものになるはずです。

相手に依存しすぎない

年齢を重ねると守るものが増えていきますね。社会的な立場だったり、自分の生活だったり、そういったものが重荷となって自由に動けなくなってしまうことも多いものです。そんな大人が恋愛で相手に依存すると大変です。途端にその存在は相手にとって大きなプレッシャーになってしまい、結果的に恋愛を複雑化させてしまいます。大人の恋愛を楽しむには相手に依存しすぎないことが大きなポイント。自分は自分、相手は相手と割り切って適度な距離感を維持するようにしましょう。お互いが独立した大人として向き合う恋愛は今まで以上に素敵なものになるはずです。

結婚を意識しすぎない

ある程度の年齢になれば、恋愛で結婚を意識するなという方が無理でしょう。しかし、意識しすぎないでいることはできるはずです。いい恋愛があって、その先にはじめて選択肢のひとつとして結婚が見えてくるものですから、最初から結婚を意識しすぎて恋愛を楽しめないのは本末転倒です。だから最初は、「うまくいけば結婚できるかな」程度に留めておきましょう。その方が自分も相手も楽なはずです。「結婚はご縁」と割り切って、気楽に目の前の恋愛を楽しむことに集中すると、きっと恋愛は若いころよりもずっと楽しいものになるはずです。

難しいと感じたら、シンプルに考えて

大人になって恋愛が難しくなったと考える女性は多いのですが、実は恋愛自体は何も変わっていません。変わったのは、恋愛するあなた自身の心です。それに気づけたならもう大丈夫、結婚、仕事など、女性が考えなければならないことはたくさんありますが、恋愛は基本的にシンプルなものです。だからシンプルに考えればいいのです。そうすれば、目の前にあるチャンスを逃すこともなくなりますし、捕まえたチャンスをより素敵な恋愛に育てていけるようになるでしょう。